ちょっと爽快感にかけもっさりしてる印象がある
GTCドラフトですが、なんだかんだでバランスは取れているのかなと思います。

頭の中で整理しきれてないので文章があっちこっちにいきそうですが
お付き合いの程よろしくお願いします。

・今回の話題はマナバランスの難しさについて触れようと思います。
・結論:2マナ、3マナのマルチクリチャーの採用による
    強さと引換の弊害
    
RTR環境ではアンコ以下の2マナマルチカラークリチャーと言えば
ギルドメイジ5種《ゴブリンの電術師》《議事会の招集》《セレズニアの魔除け》
ぐらいだったと記憶しています。
コモンで考えると《ゴブリンの電術師》くらいですかね。
※混色は比較的出しやすいので除いています

さてGTC環境に移して3マナ以下で挙げてみましょう
コモン
《ウォジェクの矛槍兵》《空騎士の軍団兵》
《ドレイク翼の混成体》《シュラバザメ》
《薨の徘徊者》
《重要人物のペット》
アンコモン
5種ギルドメイジ
《真火の聖騎士》《破滅小径の仲介人》《カルテルの貴種》《神出鬼没の混成体》

ここで注目したいのは
ドブンが強いボロス、シミックは2T目、3T目に両方のカラーを要求されやすい
ことです。

ボロスで挙げた4種類、シミックで挙げた4種はピックしていれば
必ずデッキに入ってくると思います。
そこでマナベースを均等に8or9で組むことにしたとします。

以下概算
共通デッキ40枚  
指定ターンに両方の基本地形をもっている確率
マリガンなし 1回 2回
・各8枚 先手2T目         約74.51% 67.15% 58.35%
・8.9枚 先手2T目         約77.46% 70.38% 61.74%
・各9枚 先手2T目         約80.53% 73.78% 65.31%
・各8枚 先手3T目 後手2T目   約80.53%
・8.9枚 先手3T目 後手2T目    約83.12%
・各9枚 先手3T目 後手2T目    約85.80%

土地16だと2T目にマルチクリチャーを展開できない確率は25%ほど。
初期手札にどちらかの土地がない確率は32%ほどもあります。
手札が
《平地》《平地》《徴税理事》《空騎士の軍団兵》《軍部の栄光》
《果敢なスカイジェク》《向こう見ずな技術》
2T以内に山を引き込める率は43.18%
2T目3T目は強い生物展開できて強そうですが意外と悩ましいのではないでしょうか
しかしマリガンをしても両方の土地が見えるのは58.35%

加えてボロスでは強請用の白マナが足りないとか結構あります。

どの環境もそうといえばそうなのですが
・低マナ域入れてドブンしたいデッキは土地を減らしたい
→色事故に繋がる
・色事故を減らす為に単色に寄せてピックをしていく
→色主張シグナル発信低下、単体カードパワーがやや低下


実際ボロスを回してみると
スタンでいうラクドスミッドレンジみたいな悩みがある感じですね

シミックはドブンもあり受けもそこそこなのですが
進化が噛み合わ合わずチグハグも多々。

どのギルドも一長一短があり、高い水準ではないですが
まぁ、バランスは意外と取れているのかなとも。
普通に強そうに組めても事故が多めでもやもやぐんにゃりしますw

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